コロナの勢いが増してきました
この記事を書いているのが2022年3月16日。
中国では最近、コロナの拡大がえらいことになっている。
14日に国内症例が3507人となった。これは国内症例に分類をして発表を始めた2020年3月4日以降ロナ始まって以降の単日最多だった1807人を大幅に上回った。
無症状感染者について
中国では、無症状感染者は感染者の統計には含まれない。
つまり、 無症状感染者を入れるともっとたくさんいることになる。
上海全土2600万人がPCR検査を実施
上海でもたくさんのコロナ感染者が出る中、上海の全ての区域で順次48時間封鎖&PCR検査を実施することが発表された。
順次とは、全ての区域を一気に封鎖するのではなく、地区別に順を追って封鎖し、PCR検査を実施していくこということである。
上海の都市部には一軒家というものがほぼないので、マンションを全体封鎖する形になる。封鎖の際は、マンションの敷地内は出歩けるが、マンションの外には出れない。
※上海の田舎では一軒家もあるがここはどのように封鎖し、PCR検査を実施するのかはちょっと不明。。。。
しかし、これは本当にすごいことだと感じる。中国ならではというか。。。。朝、出勤しようと思うと、突然マンションの外に出れず、みなさんPCR検査まで自宅で待機してくださいと言われるのである。
もちろんこの48時間は会社には出勤できないので、在宅勤務となるわけである。
食べ物とかどうするのか
48時間封鎖されると、食べ物どうするの?という問題がでてくると思うが、上海はもうみなさんが想像しているようなところではないかもしれない。
ホントに進んでいるというか、めちゃくちゃ便利になっているというか、とにかくスマホ1つあれば、盒马(生鮮食品などのデリバリー)や美团外卖(フードデリバリー)を使えるので、封鎖されても買い物には困らない。
しかし、このように封鎖地区が増えているので、普段のようにはいかず、デリバリーのスピードには若干の遅れが出ている。
感染者が近所で出たらどうなるのか
結論から言うと、仮に自分の住むマンションの棟にコロナの感染者が出た場合、14日間はそのマンションの棟は封鎖され、マンションの住人は14日間、外に一歩も出られなくなる。この14日間の間には、5回のPCR検査が実施される。これは、防護服を着た方がマンションの部屋を1軒1軒訪れて実施される。
この際にもデリバリーを呼べるが、防護服を着た方が部屋まで持ってくる形式をとる。
また、そのマンションの棟ではなく、同じマンションの敷地内の方ももれなく14日の封鎖の道連れとなる。
ただし、他のマンションの棟の場合は、マンションの敷地内なら外に出歩くことが可能である。なお、3回のPCR検査を実施し、全員が陰性の場合、感染棟以外のマンションは14日を待たずして6日ほどで解放される。
荷物は発送できるのか
さて、我々のようにアパレル製品を取り扱っていると、サンプルの確認などで荷物の発送、受け取りが欠かせない。
ここには影響が出ているかというか、ここには十分に影響が出ている。荷物は集荷できても、発送ができないということは起きている。
48時間隔離も実施されているので、納期に影響が出ていることは言うまでもない。
日本では考えらない
このように中国では政府の一声で簡単に封鎖され、全員がその指示に従うことになる。
これを破るようなことあれば、牢屋行きとなる。。。。日本では考えられないと思う。
いつコロナが終わるのか
正直、今回のコロナ拡大騒動から見るにあと1年はかかるだろうという印象である。
中国でも在宅勤務が浸透してきており、ますます在宅勤務が増えるのではないだろうか。
早くコロナが終息し、色んな国に行きたいなと思う今日この頃でした。